怪異ハンター
拓の言葉に輝の後ろで怯えた表情の青田くんが小さく震えたのだった。

☆☆☆

全身びしょ濡れになってしまった青田くんを一度家まで送って着替えてもらって、それから3人で公園に来ていた。
藤の下のベンチには犬をつれたおじいさんが座っていたので、3人で土管の上にすわって話をすることにした。
土管の上に膝を立てて座る青田くんは膝と膝の間に顔をうずめて大きなため息をクリカした。
さっきから、まるでこの世の終わりみたいに「僕はなんてついてないんだ」と、繰り返している。
確かに、ついさっき出会ったばかりだというのに青田くんには色々と災難が降り掛かってきているのを目の当たりにしている。
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