怪異ハンター
青田くんは真剣に先生の話を聞いて、ノートを撮っている。
拓と輝のふたりは教室内を見回して拓の言っていた高橋くんがどこにいるのか確認しようとした。
けれど、机の前に貼られている高橋という名前を見つめたとき、その席が空であることも同時に気が付いたのだ。
青田くんが言っていた生徒は今日は休みみたいだ。
輝が拓を見て眉間にシワを寄せる。
ふたりは一度多目的トイレに戻ると、大きく息を吐き出した。
「どうしよう、目的の高橋くんは休みみたいだね」
「そうだな。でももう少し監視を続けてみよう。せっかく小学校に入り込んだんだし」
このままなんの収穫もなく帰るのは惜しい。
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