怪異ハンター
「君は新田さんだよね? どうしてこんなことをするのか、教えてくれないか?」
拓に名前を呼ばれて新田さんの視線が泳いだ。
自分が自動販売機でなにを買おうとしたのか、言い訳をしても無駄だと思ったのだろう、新田さんは全身の力を抜いてうつむいたのだった。

☆☆☆

私が初めて青田くんを見たのは小学校4年生の頃。
つまらない理科の授業で眠くなっていたとき、ふと窓の外を見たのがきっかけだった。
窓から下を覗いてみればグラウンドがあって、そこで生徒たちがサッカーをしているのが見えたのだ。
授業でやるサッカーなんて大したこと無い。
親の影響でよくプロのサッカーの試合を見に行っていた私はそう思っていた。
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