妊娠しましたが相手に婚約者がいました。今更私が本命? ご冗談を。
俺と彼女の関係は一生平行線なのかと諦めかけた時、奇跡が起こる。

俺と冬城真夏の一向に進まない時計の針が進み出したのは、彼女の二十五歳の誕生日の雪の日だった。

着物姿に泣きそうな顔をした彼女がタクシーから降りてきて俺に声を掛けてくる。
お見合いから逃げて来たという彼女を家に連れて行き、怯える彼女を半ば無理矢理抱いた。

もっと、順を追ってゆっくりとことを進めればよかったのに、積りに積もった想いが溢れて我慢できなかった。
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