妊娠しましたが相手に婚約者がいました。今更私が本命? ご冗談を。
───涼波圭吾と京極清一郎は今も繋がっている。父は現在の契約が終了したら、涼波食品の顧問弁護士を依頼することも考えていると言っていた。

やっとの思いで辿り着いた真夏ちゃんの居場所に着いた時、俺は味わった事のない屈辱を感じた。

「お前、俺の女を馴れ馴れしく呼ぶな」

京極清一郎の言葉に思わず彼を睨みつける。
俺と真夏ちゃんを引き離そうとしている涼波圭吾が、ピュアな真夏ちゃんを拐かすように彼に依頼したのかもしれない。

京極清一郎なら、ハニートラップも朝飯前だろう。
男の俺から見ても、大人の色気があり引っ掛かりそうだ。ウブな真夏ちゃんが彼の毒牙にかかったらどうなるかと想像もしたくない。

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