妊娠しましたが相手に婚約者がいました。今更私が本命? ご冗談を。
下手に目立って私に目をつけられたら怖いのか、乱暴なイジメが発生しない平和なクラス。

私は一度も危害を加えなかったけれど、仲間に入れてもらえる事はなかった。
寂しくて辛くて、私は地元を出た。きっと、彼らも私と一緒のクラスは辛かっただろう。
だから、誰も恨まない。極道の娘の私の姿がサメに見えてしまうのは仕方のない事だから⋯⋯。

「真夏ちゃん、そろそろドルフィンショーの時間だから行こう」
ライ君が私と手を繋いできて驚く。こんな冬に手汗をかいてしまっているのは緊張しているからだ。こんな人気のあるところで手を繋ぐなんて恋人みたいだ。

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