空を知らない君に贈る唄
地下から地上へ向かうためには、地下都市の最端部に設けられた
巨⼤な階段を登らなければならない。
⼈⼯的に造られたその階段は、あまりにも⻑く、果てが⾒えない。
聞けば、⼀般⼈なら地上に辿り着く前にほとんど体⼒を使い果たすという。
重装備を⾝につけた上進隊が⽇常的に使⽤していること⾃体が、
すでに異常なのだ。
澄華たちがようやく階段前の広場に辿り着くと、そこにはすでに
数え切れないほどの隊員たちが整列していた。