あの頃とは変わった愛の形で

物語は始まる

この学校では、毎年中学3年生が修学旅行に行くことになっている。

「ねえねえ翠、私こことかやっぱり回りたい!」

「えー!いいね!」

約束を果たす、婚約者を探す...
        なんてことよりも今は、

"中学校生活を楽しみたい!!!!!!!"

(だって、久しぶりの中学校生活だよ!?大学生になって学生の楽しさ忘れてたけどこんな楽しいなんて思い出しちゃったらもう、さぁ.....!!)

まぁ、修学旅行が終わったら、探し始めればいいか。



そして、当日。

「京都に...ついたーーー!!!!」

今は正午、まだ少し残る朝日が私たちを歓迎するように照らす。集合写真を撮るのが少し眩しくて、後から写真を見たら酷い顔をしているだろうと考え苦笑する。

まずは、お昼ご飯。2泊3日のこの旅は、まだまだ始まったばかりだ。
初日は各自お弁当を持ってきて、各班で集まって食べる。どの班でもおかずの交換をしているようだ。近年は衛生的や問題やアレルギーなどで禁止されることが多かったがこの学校は緩くて良かった。

一人で頂きますを言い、さっさと食べようとした、その時。

「ちょっと翠!なーに勝手に一人で食べてるの?私と話しながら一緒に食べよ!」

(あぁ...紬が友達で、本当に良かったな)
そうしみじみ思いながら、一緒にお弁当を食べた。給食以外で友達と一緒に食べるなんて久しぶりで、なんだか凄く懐かしく感じた。
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