世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 両親に引っ張り出されていた頃も楽しい場所ではないと思っていたから、ある意味ありがたいと思っていたのだけれど。

「これからは可能な限り君にも来てもらいたい。ひとりでの参加もどうやらそれはそれで目立つようだしな」

「……たしかに結婚したのにどうしてパートナーを連れていないのか、という問題はありますね」

 彼をおもしろおかしく噂する人たちは、不仲をささやくに違いない。ただでさえ政略結婚だの契約結婚だのと言われているのに、それを裏付けることになってしまう。

< 305 / 489 >

この作品をシェア

pagetop