世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「ええ。……もう何年前になるでしょうか。会社が不当な買収工作に遭いまして、倒産寸前に追い込まれたのですよ。周りの人間はみんな私を裏切り、嘲笑いました。その時、冷たい顔をしながらも手を差し伸べてくれたのが霧島君です。『あなたの会社には価値がある』とね」

 蓮司さんがそう言って手を貸す姿は想像できた。

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