世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「ひどい言葉をぶつけた自覚がある。君を金で買ったのも真実だ。なにより、俺を世界で一番嫌いだと言っただろう。そんな男に愛されるのは嫌だろうと思っていた」

「……本当にそう思っていたんだとしたら、蓮司さんはやっぱり最低な人です」

 ようやく満足に呼吸をさせてもらい、ほっと息を吐いて彼の頬を両手で包み込む。

「それなのに私を何回も求めたんですから」

 らしくないほど蓮司さんが目を丸くし、一拍置いてからくしゃっと顔をゆがませて笑った。

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