世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 まるで威嚇するように言われてこくりと息を呑む。

 他人の目に触れさせたくないと思うほど、独占欲が強いことを思い出した。

「……先日、様子がおかしかったから調べさせてもらった。友人と行くならそう言えばいいのに、微妙な濁し方をしていたからな。君は嘘をつくのが下手だ」

「調べ、て……?」

「知らない男と会っていたと知った時、俺がどんな気持ちになったかわかるか?」

 逃げられないよう、手首を掴まれて壁に縫い留められる。

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