世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
「だめなわけがないだろう。……一生そうしていろ。俺もそのつもりだ」

 蓮司さんは私の額を優しくついばんだ。

 この家で、彼とこうして無防備に重なり合っている時間だけが、私の唯一の聖域だ。

 ここ最近、定期的に行われているレーヴでの打ち合わせのことも、そこで桂さんに浴びせられた言葉も、すべてゴミ箱に捨てて忘れてしまいたい。

 ずっと憧れていた、ブライダルプロデュース会社『レーヴ・ド・フエール』。

< 446 / 489 >

この作品をシェア

pagetop