世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 ため息交じりに言われ、今までにも何度となくそうした記事におもしろおかしく騒ぎ立てられたらしいと察する。

 蓮司さんほど魅力と話題性のある男性なら致し方ない。だからといって『忘れていた』はないんじゃないだろうか。

「かなり前の話のようだし、今さら掘り返されることもないかと油断していたが、気にしているということは……桂本人から聞いたのか?」

「……いえ、私が自分で調べました」

 間違いではないけれど、まったくの真実かと言われると若干怪しい。

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