世界一嫌いな男に妻として買われたら、容赦ない溺愛で堕とされました
 リビングのようにがらんとしているけれど、これからこの部屋は好きなものでいっぱいの賑やかな場所になるだろう。

 それが楽しみでわくわくしている自分に気づく。

 愛のない政略結婚で、夫のことも世界で一番嫌いかもしれないと思っているのに、それ以上に自由な生活がうれしい。

 自分で思っていた以上に、実家からの抑圧を感じていたのかもしれないと、今までの自分を労わりたくなった。そのためにも絶対、小物や雑貨を厳選して集めなければならないとひそかに燃える。

< 85 / 489 >

この作品をシェア

pagetop