明坂高校生徒会はこんなもんやで!
第29話 盛り上がりと静寂
(放送部)「さて、午後最初の競技は3年生のムカデ競争です。準備が出来るまで少しお待ちください」
昼休憩が終わり、3年生が待機場所で待っていた。
(あっちー)
(普通に気温が高すぎる……クラスT薄いはずなんやけどなぁ……)
(はよテントの下に行きたい……)
宮浦は、ゴール判定係の1人としてグラウンドで待機していた。
(放送部)「準備が出来たようなので、3年生は入場してください」
ぞろぞろと3年生がやってくる。
(あっ、真辺先輩のクラスの判定か。まぁ、贔屓はできんけどね)
(体育委員)「位置について……よーい……どん!!」
(やっぱり、最後の体育祭やから張り切ってるなぁ〜)
(アンカーだけはちゃんと見とかな)
順調に競技は進み、どのクラスもアンカーの1つ前に、縄を渡しているところであった。
(あっ、真辺先輩や。頑張ってるなぁ〜。逆転しそうや)
(……もうすぐアンカーやからちゃんとしとかな)
(放送部)「えー、これから判定に移ります。結果発表まで少しお待ちください」
そして会議を終えた宮浦は、結果発表をしている間に、本部席に戻っていた。
(ふう、やっぱり日陰は良いわ)
(放送部)「結果は――でした」
(すごい……テントから出て応援してる人が多いな……よう熱中症ならんな)
(放送部)「では、部活動対抗リレーに移ります。この競技は点数に入りません」
(もうクライマックスか……意外と早かったな)
(流石にもう親は帰ってるやろな)
すると、そこへ1人の生徒が歩いてきた。
(真辺)「お疲れ〜」
(宮浦)「あっ、お疲れ様です。真辺先輩、さっき早かったですね」
(真辺)「ホンマ〜?(笑)遅いくらいじゃなかった?」
(宮浦)「逆転しかけてたじゃないですか(笑)」
(真辺)「集中しすぎて気づかんかったわ(笑)」
(宮浦)「すごい頑張ってましたもんね」
(真辺)「っ……にしても暑いね」
(宮浦)「そうですね。テントの外で応援してる人がすごく感じます」
(真辺)「あっ、つむぎちゃんと田辺がおる」
(宮浦)「あの2人は部活に入ってますからね」
(真辺)「颯真はなんで入らんかったん?」
(宮浦)「…………自由な時間が欲しかったんで」
(真辺)「……あー、まぁうちの学校意外と厳しいからね」
(宮浦)「確かによく聞きますね」
(放送部)「では、まもなく開始します」
(去年と同じくふざけてるとこもあるよなぁ)
(2人とも楽しそう……部活やっとけば良かったな……)
(真辺)「そろそろ終わりそうやから、本部行っとく?」
(宮浦)「そうですね。準備できるとこまでしときます」
(真辺)「対抗リレーで使ったやつの流用じゃなかったっけ?」
(宮浦)「あっ……ホンマや。完全に忘れてました(笑)」
(真辺)「……大丈夫?」
(宮浦)「全然大丈夫ですよ?」
(真辺)「ならいいんだけど……颯真がミスするって珍しいからさ」
(宮浦)「そうですか?結構ミスしてると思うんですけど」
(真辺)「そう?」
(宮浦)「疲れてるってもあるとは思いますけどね」
そんな会話をしつつ、2人は本部へ歩みを進めた。
(放送部)「最後の競技は皆さんお待ちかねの、『生徒会企画 教科別先生リレー』です!!ここからは生徒会にバトンタッチをしたいと思います」
(さっきとはテンションが違いすぎんか?)
宮浦はスタート合図、真辺と松原はゴールテープ、田辺は司会をするために本部へ位置についた
(田辺)「生徒会会計の田辺です。文化祭と同じく、司会をさせていただきます。しかし文化祭とは違い、スペシャルゲストをお招きしています。スペシャルゲストの教頭先生です!!」
会場が、驚きの声と笑いに包まれる。
(教頭)「ご紹介にあずかりました、教頭の斉藤浩です。リレー歴はありませんが、出場される先生方のことは校長より分かっているつもりです」
(めちゃくちゃノリノリやん……)
(田辺)「はい、ありがとうございます。教頭先生はどの先生が勝つと思われますか?」
(教頭)「そうですね……やっぱり、最近ランニングを始めた生徒指導部の田中先生や、校長も優勝候補に上がるのでは無いでしょうか」
(宮浦)「(え……最近ランニング始めたんすか?)」
(田中先生)「(実は……)」
(というか、今の校長腰やってるとか聞いてるけど、大丈夫か?)
(田辺)「ありがとうございます。では、教頭先生の合図でスタートしたいと思います。教頭先生、お願いします」
(教頭)「では、位置について……よーい……どん!!」
パンッ
(教頭)「と言ったら走ってください(笑)」
(教頭先生!?弾一発無駄にしちゃったけど!?)
会場が再度笑いに包まれる。
(教頭)「えー、次こそは大真面目に行きますよ。……位置ついて……よーい……どん!!」
パンッ
(田辺)「おお、速い速い。先頭に躍り出たのは、この学校のトップである校長先生だーー!!」
(教頭)「私の目は誤魔化せませんよ」
(情報量多すぎ……)
(田辺)「名前の通り教科別でチームを組んでいるため、校長先生は1人で走る訳ですが、最初から飛ばしても大丈夫なのでしょうか」
(教頭)「えー、彼は元陸上部ですから大丈夫でしょう」
(田辺)「そして2番手で食らいついてるのは、やはりと言えます、体育科チームだ!!」
(教頭)「やはりその道の教師ですから、ここは譲れないでしょう」
(現役の教師に勝ってる校長やば……しかも体育科……)
終始笑いに包まれた生徒会企画は、無事に終了した。
閉会式も終えた生徒会は、日陰で集まっていた。
(宮浦)「司会おもろかった(笑)」
(田辺)「ありがとうございます(笑)結構練習しました(笑)」
(真辺)「練習したんや(笑)」
(松原)「まさか、教頭先生までノリノリなのは予想外でした(笑)」
(田中先生)「お待たせ。今日も本当にありがとうな。これで今期は、最後の仕事やな。皆のおかげでめちゃくちゃ助かった」
(宮浦)「あっそっか。最後か」
(田中先生)「せやで。皆は後期もまた立候補するん?真辺はもう無理やけど」
(宮浦)「立候補しようとは思ってます」
(松原)「私も少なからず今年中は立候補します」
(田辺)「僕は……考えてます」
(田中先生)「そっかそっか。ありがとうなホンマに」
そんな言葉を最後に、前期生徒会はそれぞれ帰路に着いた。
――これにて第50期前期生徒会の業務は終了した。
昼休憩が終わり、3年生が待機場所で待っていた。
(あっちー)
(普通に気温が高すぎる……クラスT薄いはずなんやけどなぁ……)
(はよテントの下に行きたい……)
宮浦は、ゴール判定係の1人としてグラウンドで待機していた。
(放送部)「準備が出来たようなので、3年生は入場してください」
ぞろぞろと3年生がやってくる。
(あっ、真辺先輩のクラスの判定か。まぁ、贔屓はできんけどね)
(体育委員)「位置について……よーい……どん!!」
(やっぱり、最後の体育祭やから張り切ってるなぁ〜)
(アンカーだけはちゃんと見とかな)
順調に競技は進み、どのクラスもアンカーの1つ前に、縄を渡しているところであった。
(あっ、真辺先輩や。頑張ってるなぁ〜。逆転しそうや)
(……もうすぐアンカーやからちゃんとしとかな)
(放送部)「えー、これから判定に移ります。結果発表まで少しお待ちください」
そして会議を終えた宮浦は、結果発表をしている間に、本部席に戻っていた。
(ふう、やっぱり日陰は良いわ)
(放送部)「結果は――でした」
(すごい……テントから出て応援してる人が多いな……よう熱中症ならんな)
(放送部)「では、部活動対抗リレーに移ります。この競技は点数に入りません」
(もうクライマックスか……意外と早かったな)
(流石にもう親は帰ってるやろな)
すると、そこへ1人の生徒が歩いてきた。
(真辺)「お疲れ〜」
(宮浦)「あっ、お疲れ様です。真辺先輩、さっき早かったですね」
(真辺)「ホンマ〜?(笑)遅いくらいじゃなかった?」
(宮浦)「逆転しかけてたじゃないですか(笑)」
(真辺)「集中しすぎて気づかんかったわ(笑)」
(宮浦)「すごい頑張ってましたもんね」
(真辺)「っ……にしても暑いね」
(宮浦)「そうですね。テントの外で応援してる人がすごく感じます」
(真辺)「あっ、つむぎちゃんと田辺がおる」
(宮浦)「あの2人は部活に入ってますからね」
(真辺)「颯真はなんで入らんかったん?」
(宮浦)「…………自由な時間が欲しかったんで」
(真辺)「……あー、まぁうちの学校意外と厳しいからね」
(宮浦)「確かによく聞きますね」
(放送部)「では、まもなく開始します」
(去年と同じくふざけてるとこもあるよなぁ)
(2人とも楽しそう……部活やっとけば良かったな……)
(真辺)「そろそろ終わりそうやから、本部行っとく?」
(宮浦)「そうですね。準備できるとこまでしときます」
(真辺)「対抗リレーで使ったやつの流用じゃなかったっけ?」
(宮浦)「あっ……ホンマや。完全に忘れてました(笑)」
(真辺)「……大丈夫?」
(宮浦)「全然大丈夫ですよ?」
(真辺)「ならいいんだけど……颯真がミスするって珍しいからさ」
(宮浦)「そうですか?結構ミスしてると思うんですけど」
(真辺)「そう?」
(宮浦)「疲れてるってもあるとは思いますけどね」
そんな会話をしつつ、2人は本部へ歩みを進めた。
(放送部)「最後の競技は皆さんお待ちかねの、『生徒会企画 教科別先生リレー』です!!ここからは生徒会にバトンタッチをしたいと思います」
(さっきとはテンションが違いすぎんか?)
宮浦はスタート合図、真辺と松原はゴールテープ、田辺は司会をするために本部へ位置についた
(田辺)「生徒会会計の田辺です。文化祭と同じく、司会をさせていただきます。しかし文化祭とは違い、スペシャルゲストをお招きしています。スペシャルゲストの教頭先生です!!」
会場が、驚きの声と笑いに包まれる。
(教頭)「ご紹介にあずかりました、教頭の斉藤浩です。リレー歴はありませんが、出場される先生方のことは校長より分かっているつもりです」
(めちゃくちゃノリノリやん……)
(田辺)「はい、ありがとうございます。教頭先生はどの先生が勝つと思われますか?」
(教頭)「そうですね……やっぱり、最近ランニングを始めた生徒指導部の田中先生や、校長も優勝候補に上がるのでは無いでしょうか」
(宮浦)「(え……最近ランニング始めたんすか?)」
(田中先生)「(実は……)」
(というか、今の校長腰やってるとか聞いてるけど、大丈夫か?)
(田辺)「ありがとうございます。では、教頭先生の合図でスタートしたいと思います。教頭先生、お願いします」
(教頭)「では、位置について……よーい……どん!!」
パンッ
(教頭)「と言ったら走ってください(笑)」
(教頭先生!?弾一発無駄にしちゃったけど!?)
会場が再度笑いに包まれる。
(教頭)「えー、次こそは大真面目に行きますよ。……位置ついて……よーい……どん!!」
パンッ
(田辺)「おお、速い速い。先頭に躍り出たのは、この学校のトップである校長先生だーー!!」
(教頭)「私の目は誤魔化せませんよ」
(情報量多すぎ……)
(田辺)「名前の通り教科別でチームを組んでいるため、校長先生は1人で走る訳ですが、最初から飛ばしても大丈夫なのでしょうか」
(教頭)「えー、彼は元陸上部ですから大丈夫でしょう」
(田辺)「そして2番手で食らいついてるのは、やはりと言えます、体育科チームだ!!」
(教頭)「やはりその道の教師ですから、ここは譲れないでしょう」
(現役の教師に勝ってる校長やば……しかも体育科……)
終始笑いに包まれた生徒会企画は、無事に終了した。
閉会式も終えた生徒会は、日陰で集まっていた。
(宮浦)「司会おもろかった(笑)」
(田辺)「ありがとうございます(笑)結構練習しました(笑)」
(真辺)「練習したんや(笑)」
(松原)「まさか、教頭先生までノリノリなのは予想外でした(笑)」
(田中先生)「お待たせ。今日も本当にありがとうな。これで今期は、最後の仕事やな。皆のおかげでめちゃくちゃ助かった」
(宮浦)「あっそっか。最後か」
(田中先生)「せやで。皆は後期もまた立候補するん?真辺はもう無理やけど」
(宮浦)「立候補しようとは思ってます」
(松原)「私も少なからず今年中は立候補します」
(田辺)「僕は……考えてます」
(田中先生)「そっかそっか。ありがとうなホンマに」
そんな言葉を最後に、前期生徒会はそれぞれ帰路に着いた。
――これにて第50期前期生徒会の業務は終了した。