明坂高校生徒会はこんなもんやで!

第70話 勉強という名の......

 やばい、掃除はしてるよな?いや、さっきしたな。見られたらマズイもんは…………よし、ない。

ゴールデンウィークのことを説得し、許しを得た宮浦は松原が来るまで家の環境整備をしていた。

5日分の食料とかは買ってるし、最悪買いに行けばいい。それよりも泊まりで、か……こういうの幼稚園以来経験ないから、何を用意すればいいのかも分からん…………というか、来客用の布団なんかいつの間にあったんや。新品ぽいし……

――ピンポーン

(松原)「お邪魔します。これ、2日間お世話になるから」
(宮浦)「ありがとう。スリッパ、これでいい?」
(松原)「うん。何でも大丈夫」
(宮浦)「今日もかわいいよ」
(松原)「……ありがとう」
(宮浦)「とりあえず、リビングで良い?一応、どこでも出来るようにはしてるけど……」
(松原)「颯真の部屋でしたい。こんなこと次いつできるかわかんないから」
(宮浦)「分かった。飲み物とか準備してから行くから、先行っといて。あっ、部屋は一番手前」
(松原)「分かった」

ここが、颯真くんの部屋…………整理整頓されてる。
…………なんかドキドキしてきた。来る前はそんなことなかったのに。
ただ彼氏の部屋にいるだけなのに、なんでこんなドキドキするんだろう…………

(宮浦)「お待たせ。寒くない?」
(松原)「うん、大丈夫。じゃあ、勉強しよっか」

その後、昼ご飯の時間になるまで勉強していた。

(宮浦)「そろそろ昼ご飯作るけど、何がいいとかある?食材は限られてるけど……」
(松原)「颯真の手料理なら……なんでも嬉しい」
(宮浦)「……分かった」

つむぎ…………何が好きなんだろうか。大体の好みは推測出来るけど、分かんないな。
…………まだつむぎのこと何も知らないな、俺は。
これから知ろう。そうじゃないと、しっかりつむぎの気持ちを汲み取れられない。

――10分後

(宮浦)「簡単なものやけど……」
(松原)「おいしそう。颯真って料理出来たんだね」
(宮浦)「そこまで、うまくないけどな(笑)」
「「いただきます」」
(松原)「ん、おいしい」
(宮浦)「良かった」
(松原)「ねえ、颯真」
(宮浦)「どうしたん?」
(松原)「その……始業式の時みたいにさ、人がいないときは全力で甘えてもいい?」
(宮浦)「うん。俺はいつでも、つむぎの気持ちを尊重する。だから、良いよ。いつでも甘えてくれて」
(松原)「ありがとう。大好き」

――ピタッ

肩に乗せた頭は、遊園地の時よりも暖かく、どこか安心しきっている様な感じがした。

「「大好き」」
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