恋バナカフェの放課後

CDに?それとも私に?

うちは朝からずっと憂鬱だった。

だって昨日大好きなアーティストの限定版CDが発売されたから学校帰りに即CDショップに行ったらもう売り切れだったんだもん。

「はぁー、、、」

「もー!美奈、朝からため息ついてばっかじゃん」

「だってー!!!」

「はいはい。あ!私昼休み用事あるんだった!」
と言って教室から出ていった。

はぁ、、、限定版CD欲しかったなぁ、、、限定版には通常盤にはない特別なトークが入っているんだもん。

なんて考えていると、ふいに人の気配を感じた

顔をあげると、クラスメイトで同じ部活の千代田がいた。

「わっ、千代田どうしたの?」

「いや、話聞こえてきたからさ。」
そう言って千代田は限定版CDを取り出した。

「これ良かったら今度貸すよ。」

「え!いいの!」

「もちろん。」

「ありがとう!!」

「それでさ、俺最近このアーティスト好きになってCDとか全然持ってないんだ。だから良かったら貸してくれる?」

「全然良いよ!今度持ってくるね!!」

「楽しみにしてるね。」
そう言って千代田は笑った、

ドキッ!
なんだか顔が熱くなった。熱なんてないはずなのに。

千代田はCDのことを言ったはずなのに、なぜか私に向けて言ったような気がした。

しかも私今なんでドキッ!としたんだろう。これが妃奈ちゃんたちの言ってた好きな人に対してドキッ!とするってことなのかな?
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