王子は姫を愛して止まない
「俺に集中して。こんなに可愛く誘ってきて、全部姫乃のせい。全部食べちゃうよ?」
そう言うと姫乃は赤くなった顔をバッと隠して首を振った。姫乃の耳元に唇を近付ける。
「なぁに?ちゃんと言わないと狼さんに食べられちゃうよ?」
「っ…だめ…」
「何が?」
言わせようとする俺はきっと意地悪なのだろう。さっき姫乃が言ってくれていたような優しい俺じゃないんだろう。
けれど、姫乃に触れたくて苦しいんだ。姫乃が足りない。もっと欲しい。…全部欲しい。
「っも…これ以上はだめッ…」