クールな年下男子と、甘い恋を。
08:雨の後には虹が出る
「……漣里くん?」
私は呆けた声で呟いた。
「友達らしき人はいなさそうだけど。何。見捨てられた? それとも最初からいなかった? だとしたら、なんでそんな嘘ついたわけ」
漣里くんは腰を落として屈み、真正面から私を睨んだ。
「……あ……」
瞬きすると、涙が零れ落ちていった。
「足を挫いたなんて言って、迷惑かけたくなかったの。だって、私は、いつも迷惑かけてばっかり……」
しゃくりあげる。
優しい漣里くんは、きっと助けてくれると思った。
でも、その優しさに甘えたくなかった。
見捨てられてもいいから、漣里くんには楽しんでほしかった。
――嘘だ。そんなの、きれいごとだ。
だって、私はこんなにも喜んでしまっている。
彼が来てくれて嬉しいって、全身の細胞が叫んでる。
私は呆けた声で呟いた。
「友達らしき人はいなさそうだけど。何。見捨てられた? それとも最初からいなかった? だとしたら、なんでそんな嘘ついたわけ」
漣里くんは腰を落として屈み、真正面から私を睨んだ。
「……あ……」
瞬きすると、涙が零れ落ちていった。
「足を挫いたなんて言って、迷惑かけたくなかったの。だって、私は、いつも迷惑かけてばっかり……」
しゃくりあげる。
優しい漣里くんは、きっと助けてくれると思った。
でも、その優しさに甘えたくなかった。
見捨てられてもいいから、漣里くんには楽しんでほしかった。
――嘘だ。そんなの、きれいごとだ。
だって、私はこんなにも喜んでしまっている。
彼が来てくれて嬉しいって、全身の細胞が叫んでる。