貴方がいたから、私は。
序章

彼と貴方

彼がいたから私は生きていられた。
彼がいたから私はひとりぼっちじゃなかった。
でもある日、大好きな彼がいなくなってしまった。
私は本当にひとりぼっちになってしまったのだ。
家でも、学校でも。
そんなある日、貴方に出会った。
貴方は私の傷を癒やしてくれた。
貴方は彼と同じように接してくれた。
いつしか私は貴方のことが大好きになってしまった。
私は現実を受け止めきれなかった。
私には彼がいるのに、どうしてもこの気持ちから逃れられない。
彼のことを考えると胸が苦しくなる。
息が出来なくなる。
でも、貴方のことを考えると胸のしこりが無くなったかのように、心が暖かくなる。
私は彼のことを愛している。
でも、貴方のことも愛している。
どちらも同じくらい大切。
どちらかが欠けたら私は生きていけない。

あの時の貴方の顔が思い浮かぶ。
「ごめんね。」
眉を下げて謝った貴方。
私は取り返しが付かないことをしてしまった。
大きな罪を犯してしまった。
そのことは一生をかけて償わなければならない。
そうしないと、彼にも貴方にも失礼だ。

"ごめんね、そしてありがとう。"
この気持ちを胸に私は今日も貴方のいる場所へ向かう。
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