ゴースト・ロジック
「……はい」
ようやく叱責が終わった。恭介は自分のデスクへと向かう。誰もパソコンの前から動かない。顔を上げない。まるでロボットのように仕事をこなす。
恭介は会社の窓の方を見た。ビルの群れとスカイツリーが見える。大都会の景色だ。恭介が幼い頃から憧れていた景色が広がり、憧れていた街で働いている。ーーーその顔に笑顔はない。
(夢も希望もなかった)
恭介はデスクへと向かい、パソコンのキーボードを叩く。何も感じない。何も考えない。ただ与えられた仕事をこなす。
(いつからこうなった?)
キーボードに触れる手が止まる。一瞬込み上げたものを、恭介は必死に心の奥へと押し戻した。
恭介が大学を卒業し、就職した会社は世間からブラック企業と呼ばれるところだった。始発で出勤。帰宅は終電ギリギリ。帰れず会社に泊まることも当たり前である。
恭介は就職してすぐ、自分の選んだ会社がブラック企業だと気付いた。すぐに転職しようとしたものの、恭介が書いた辞表は上司に目の前で破られた。
ようやく叱責が終わった。恭介は自分のデスクへと向かう。誰もパソコンの前から動かない。顔を上げない。まるでロボットのように仕事をこなす。
恭介は会社の窓の方を見た。ビルの群れとスカイツリーが見える。大都会の景色だ。恭介が幼い頃から憧れていた景色が広がり、憧れていた街で働いている。ーーーその顔に笑顔はない。
(夢も希望もなかった)
恭介はデスクへと向かい、パソコンのキーボードを叩く。何も感じない。何も考えない。ただ与えられた仕事をこなす。
(いつからこうなった?)
キーボードに触れる手が止まる。一瞬込み上げたものを、恭介は必死に心の奥へと押し戻した。
恭介が大学を卒業し、就職した会社は世間からブラック企業と呼ばれるところだった。始発で出勤。帰宅は終電ギリギリ。帰れず会社に泊まることも当たり前である。
恭介は就職してすぐ、自分の選んだ会社がブラック企業だと気付いた。すぐに転職しようとしたものの、恭介が書いた辞表は上司に目の前で破られた。