嘘から始まる恋煩い!
そして翌日の昼休み。
私がいつも通り由羅ちゃんたちとご飯を食べていると、ふと真帆ちゃんがドアの方を見つめ始めた。
最初は、「誰かいたのかな」程度にしか思わなかったけど、ちょっと長いから私もつられてその方向を見ると、ある男子が立っていた。
焦茶色の、自然にセットされた髪。
中学入学から見違えるほど成長してすらりと伸びた長い足。
瞳は髪の色と同じで、何を考えているかわかりづらい雰囲気を持っている。
桜色の唇は緊張したかのように真一文字に引き結ばれていた。
…………元同じクラスの、五十嵐蓮《いがらしれん》。
始業式のときに私とぶっかった人だ。
そんなことを考えながら彼を見ていると、彼と私の視線が、パチリと交わった。
よく見ると彼は、ノートを持っている。
確か五十嵐はC組だし、もしかして………。
慌てて私は彼に駆け寄った。
「い、五十嵐。もしかしてそのノート………,。」
久しぶりに話すからかちょっと噛んだけど、それは見逃してほしい。
私は、私より20センチくらい高い彼を見上げながら尋ねると、彼は頷いた。
「うん、今朝俺の机の中にあって。名前があったから届けに来た。」
「嘘っ、あそこ五十嵐の席だったの⁉︎ごめんね、わざわざ。大事なノートだったから、ありがとう。」
「い、いや、別に大丈夫………。それよりなんで別クラスの俺の机の中にあったの?」
「あ、えっとね、昨日友達の補習の付き添いでC組に行ってて。それで間違えて机の中にしまっちゃったの。あの、あ、ありがと!」
「あ、あぁ、うん。えっと、大丈夫……。」
「そ、そう?じゃあ、バイバイっ……!」
お互い挙動不審になりながらも会話を終えた後、彼はかすかに笑って自分のクラスは戻って行った。
って、それより。
なんで私、今日はこんなに噛んでたんだろう?
普段なら普通に話せるのに………。
理解不能の疑問を浮かべながらも、私も教室に戻った。
私がいつも通り由羅ちゃんたちとご飯を食べていると、ふと真帆ちゃんがドアの方を見つめ始めた。
最初は、「誰かいたのかな」程度にしか思わなかったけど、ちょっと長いから私もつられてその方向を見ると、ある男子が立っていた。
焦茶色の、自然にセットされた髪。
中学入学から見違えるほど成長してすらりと伸びた長い足。
瞳は髪の色と同じで、何を考えているかわかりづらい雰囲気を持っている。
桜色の唇は緊張したかのように真一文字に引き結ばれていた。
…………元同じクラスの、五十嵐蓮《いがらしれん》。
始業式のときに私とぶっかった人だ。
そんなことを考えながら彼を見ていると、彼と私の視線が、パチリと交わった。
よく見ると彼は、ノートを持っている。
確か五十嵐はC組だし、もしかして………。
慌てて私は彼に駆け寄った。
「い、五十嵐。もしかしてそのノート………,。」
久しぶりに話すからかちょっと噛んだけど、それは見逃してほしい。
私は、私より20センチくらい高い彼を見上げながら尋ねると、彼は頷いた。
「うん、今朝俺の机の中にあって。名前があったから届けに来た。」
「嘘っ、あそこ五十嵐の席だったの⁉︎ごめんね、わざわざ。大事なノートだったから、ありがとう。」
「い、いや、別に大丈夫………。それよりなんで別クラスの俺の机の中にあったの?」
「あ、えっとね、昨日友達の補習の付き添いでC組に行ってて。それで間違えて机の中にしまっちゃったの。あの、あ、ありがと!」
「あ、あぁ、うん。えっと、大丈夫……。」
「そ、そう?じゃあ、バイバイっ……!」
お互い挙動不審になりながらも会話を終えた後、彼はかすかに笑って自分のクラスは戻って行った。
って、それより。
なんで私、今日はこんなに噛んでたんだろう?
普段なら普通に話せるのに………。
理解不能の疑問を浮かべながらも、私も教室に戻った。