夕焼けの空に、君を想う。
集合した場所から歩いて数十分ほど。
窓から見たレストランの内装は、木でできていて落ち着いた雰囲気を纏っていた。
「暑いし入ろうか」
「そうだね。」

中へ入ると、黒色のエプロンを腰に巻いた店員さんが近づいてきた。
「いらっしゃいませ。こちらのお席へどうぞ。」
席に着くと、すぐに水が運ばれてきた。
「どうぞごゆっくり、お食事をお楽しみください。」
そう言って、店員さんは去っていった。
今日は運が良い。人が少なく、人目を気にしなくて済む。
そんな事を考えながらメニューを手に取った。
「何頼む?」
そう聞くと、桜陽は人差し指を出し、口元に当てて考えるポーズをする。
考える時にそれする人、本当にいるんだ。
「僕はこれにする」
そう言って桜陽が指したのはホットケーキ。
「ホットケーキ、好きなの?」
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