夕焼けの空に、君を想う。
「…じゃあね。」

それだけ言って歩き出す。
暗くなっていく道の方へ。
まるで、光から逃げる様に。

変な人。
そう思ったはずなのに。
何故か、目で追ってしまう。
彼の姿が、闇に溶けていく。
そして。
完全に見えなくなる直前。

彼は振り返って、もう一度私を見て微笑んだ。
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