来年も、君と桜を。
少しして、呼吸が落ち着いてくる。


「……もう大丈夫です」


立ち上がろうとすると、


「まだ座ってろ」

肩を軽く押さえられる。


「……過保護じゃないですか」

少しだけ笑って言う。

「倒れられるよりマシ」

即答。



(ほんと、この人……)



でも、


「……ありがとうございます」

素直に言えた。


すると、


「……」

少しだけ、沈黙。
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