来年も、君と桜を。
昼休み。

屋上に向かうのも、もう当たり前になっていた。


「はい」

お弁当を差し出す。


「今日もあるのかよ」

「文句あるならあげません」

「あるわけねぇだろ」

即答。


(素直か)

少しだけ笑う。


「……陽菜」

ふいに名前を呼ばれる。

「はい?」

「なんでそんな笑う」

唐突な質問。


「え?」
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