脳内猫化しているわたし、地理勉強中あなたと旅して恋に落ちた
初デート
目が覚めたらゆうまくんはまだぐっすり眠っていた。ベッドから出て、そーっと毛布を戻して、忍び足で階段を降りていった。
「おはよう!」
「あ、おはよう!苺花!」
愛莉ちゃんは牛舎へ出かける支度をしていた。
朝ごはんはパンにジャムをたっぷり塗り、牛乳を飲んだ。
数十分するとゆうまくんも起きてきて朝ごはんをすました。
「うん…あのデートまで結構な時間があるね…」
何をしたらいいかな…
そう考えているうちに愛莉さんが戻ってきた。
「退屈そうだね、君。」
わたしは頷いた。
「じゃ、本を読んだら?」
「外国語は読めないの。日本語の本あるの?」
愛莉さんは笑った。
「ノルウェーの地理についての本とか牛の図鑑とかならあるよ。」
仕方がないのでその本を受け取って、ゆうまくんと一緒にソファのうえで毛布ぐるぐるまきになって、一緒にあの本たちを見てみることにした。
ノルウェーはスカンジナビア半島の北海側に位置しており、その向こう側はパルト海だとか…
うん…つまらないな…牛さん見てみよ!
牛さんの図鑑では牛さんの種類や乳搾りのやり方、色々書いてあったけど、結局かわいい牛さんたちを眺めたかっただけ。
そうやってダラダラ時間が過ぎていった。
デートの時間まで2時間前になると愛莉さんに呼ばれて、メイクをしてくれた。
鏡の中の自分を見るととんでもない美猫だった。
「これは本当にわたし?」
愛莉さんは笑った。
「もちろんさ、顔立ちは可愛い方だよ。」
それからキラキラと輝く桜色のドレスに着替えた。そして、髪の毛はお母さんが可愛いお団子にしてくれた。
ゆうまくんをみたら唖然とした。い、イケメンすぎる!!スーツは少し大きすぎたけど、それでも似合いすぎてキュンしすぎて気絶するかと思った。
「かっこいい!!」
ゆうまくんは顔を真っ赤にした。
「苺花も、いつものように美しい。」
今回、わたしは顔を真っ赤にした。いつもように?!わたしはゆうまくんにとっていつも美しい?!
それで、ゆうまくんとわたしとお父さんとお母さん四人はクルーズ船へと出かけていった。
港につくとそれはそれは立派な船だ。しかもおしゃれ!!お父さんとお母さんが私たち四人分のチケットを受付の外国人のおじさんに渡してくれて渡り板を渡った。
そこはたくさんの若いひとで賑やかでバイオリンとピアノとフルートなど様々な楽器を奏でていた。
あっちこっちに高級そうなスイーツやおつまみがぎっしり並べられた白いテーブルクロスのかけたテーブルがあった。
空気中が美味しい匂いと笑いでいっぱい!
船が動き出すと川らしきところへと入っていた。その拍子、一つのテーブルの上にスタンプが置いてあることに気づいた!
「ね、ゆうまくん!こっちこっち!」
ぺたっ
キラキラキラキラキラキラ
スタンプ帳のページにはまさか今の周りの景色が描かれてる赤色のスタンプ。そして、だんだん文字も浮かんできた。
『フィヨルド』
で、ナレーション!
「フィヨルドとは、氷河という氷の塊が溶けることによって削られたU字型の谷に海水が入り込んだ細長い川のことだ。海近くの北の国によくみられる。
日本で見られるリアス式海岸と異なり谷の幅が広くてとても深いのが特徴です。あと、U字形の谷が特徴的。リアス式海岸は川によって削られており、V字形の谷だ。」
なるほど。フィヨルドってこのところのことだったか。
「じゃ、スタンプ見つけのお仕事も終わったしたべよう〜っと!」
ショートケーキにパスタにフルーツ!!
わたしは美味しそうに食べていたらゆうまくんがモンブランを持ってきて
「あんして。」
と直接わたしに食べさせてくれた!
「あ〜ん!!」
「美味しい!!」
わたしはすっかりお腹がいっぱいになって椅子にしばらく休んだ。
少しすると音楽がゆっくりなメロディへと変わっていき、カップルがみんな踊りだした。
ゆうまくんも私のウェストを掴んで、わたしを抱きながらゆっくり踊りだした。わたしは自分の頭をゆうまくんの胸に預けた。
どこかから赤いバラが飛んできて、ゆうまくんは一輪をキャッチして、
「姫様のために〜」
と私に渡した。
私たちは何分も何分も踊り続けた。
次第に疲れてきて少し休もうと景色を眺めに行った。やはりきれいだね、フィヨルドは。教科書の写真でみても何も思っていなかったけど、こうして身近に経験するともう忘れない特別な思い出だ。
それにしても…
「結構明るいね。」
「そうだね。ノルウェーには夜というものは存在しないなのかな?」
すると、私の持っていた一輪のバラがキラキラと光りだして…スタンプへと変わった!!
急いで椅子の上にスタンプ帳を置き、ページを巡った。
ぺたっ
キラキラキラキラキラキラ
スタンプ帳のページには雲が描かれてる赤色のスタンプ。そして、文字がゆっくりと浮かんできた。
『白夜』
ナレーション!
「とても北にある国は北極圏といい、とても南にある国は南極圏という。北極圏では6月前後の間、太陽が1日中沈まない現象が起こる。これは白夜という。太陽は1日中沈まないけど、そのせいで熱くなることは基本的にない。
逆に、南極圏の12月前後、太陽が1日中昇らない現象がおこる。これは極夜という。」
白夜!これは白夜というんだ!
「白夜はすごいね。」
「そうだね。」
「北海道も北の国だから、北海道にも白夜はあるのかな?」
「そうかもね。聞いたことないけどな。」
スタンプラリーを終わらせて学校へ戻ったら先生に聞こう。わたしはそうすると決意した。
冷たい風が私の頬を撫でた。
その夜遅くまで船でダンスや美味しい食べ物を楽しんでいた。本当は終わってほしくなかったけど、それでも楽しい時間がずっと続くはずがない。
船が港へ帰りわたしたちは家に帰ると愛莉さんはもうぐっすり眠っていた。もう0時だ!急いで着替えて、お風呂に入り、ベッドへと飛び込んだ。
しかし、なかなか眠れない。ゆうまくんは隣でぐっすり眠っているなのに。
なんか…嫌な予感がする。明日とんでもない事が起こる、そんな予感だ。
まあ、気のせいだろうね。
「おはよう!」
「あ、おはよう!苺花!」
愛莉ちゃんは牛舎へ出かける支度をしていた。
朝ごはんはパンにジャムをたっぷり塗り、牛乳を飲んだ。
数十分するとゆうまくんも起きてきて朝ごはんをすました。
「うん…あのデートまで結構な時間があるね…」
何をしたらいいかな…
そう考えているうちに愛莉さんが戻ってきた。
「退屈そうだね、君。」
わたしは頷いた。
「じゃ、本を読んだら?」
「外国語は読めないの。日本語の本あるの?」
愛莉さんは笑った。
「ノルウェーの地理についての本とか牛の図鑑とかならあるよ。」
仕方がないのでその本を受け取って、ゆうまくんと一緒にソファのうえで毛布ぐるぐるまきになって、一緒にあの本たちを見てみることにした。
ノルウェーはスカンジナビア半島の北海側に位置しており、その向こう側はパルト海だとか…
うん…つまらないな…牛さん見てみよ!
牛さんの図鑑では牛さんの種類や乳搾りのやり方、色々書いてあったけど、結局かわいい牛さんたちを眺めたかっただけ。
そうやってダラダラ時間が過ぎていった。
デートの時間まで2時間前になると愛莉さんに呼ばれて、メイクをしてくれた。
鏡の中の自分を見るととんでもない美猫だった。
「これは本当にわたし?」
愛莉さんは笑った。
「もちろんさ、顔立ちは可愛い方だよ。」
それからキラキラと輝く桜色のドレスに着替えた。そして、髪の毛はお母さんが可愛いお団子にしてくれた。
ゆうまくんをみたら唖然とした。い、イケメンすぎる!!スーツは少し大きすぎたけど、それでも似合いすぎてキュンしすぎて気絶するかと思った。
「かっこいい!!」
ゆうまくんは顔を真っ赤にした。
「苺花も、いつものように美しい。」
今回、わたしは顔を真っ赤にした。いつもように?!わたしはゆうまくんにとっていつも美しい?!
それで、ゆうまくんとわたしとお父さんとお母さん四人はクルーズ船へと出かけていった。
港につくとそれはそれは立派な船だ。しかもおしゃれ!!お父さんとお母さんが私たち四人分のチケットを受付の外国人のおじさんに渡してくれて渡り板を渡った。
そこはたくさんの若いひとで賑やかでバイオリンとピアノとフルートなど様々な楽器を奏でていた。
あっちこっちに高級そうなスイーツやおつまみがぎっしり並べられた白いテーブルクロスのかけたテーブルがあった。
空気中が美味しい匂いと笑いでいっぱい!
船が動き出すと川らしきところへと入っていた。その拍子、一つのテーブルの上にスタンプが置いてあることに気づいた!
「ね、ゆうまくん!こっちこっち!」
ぺたっ
キラキラキラキラキラキラ
スタンプ帳のページにはまさか今の周りの景色が描かれてる赤色のスタンプ。そして、だんだん文字も浮かんできた。
『フィヨルド』
で、ナレーション!
「フィヨルドとは、氷河という氷の塊が溶けることによって削られたU字型の谷に海水が入り込んだ細長い川のことだ。海近くの北の国によくみられる。
日本で見られるリアス式海岸と異なり谷の幅が広くてとても深いのが特徴です。あと、U字形の谷が特徴的。リアス式海岸は川によって削られており、V字形の谷だ。」
なるほど。フィヨルドってこのところのことだったか。
「じゃ、スタンプ見つけのお仕事も終わったしたべよう〜っと!」
ショートケーキにパスタにフルーツ!!
わたしは美味しそうに食べていたらゆうまくんがモンブランを持ってきて
「あんして。」
と直接わたしに食べさせてくれた!
「あ〜ん!!」
「美味しい!!」
わたしはすっかりお腹がいっぱいになって椅子にしばらく休んだ。
少しすると音楽がゆっくりなメロディへと変わっていき、カップルがみんな踊りだした。
ゆうまくんも私のウェストを掴んで、わたしを抱きながらゆっくり踊りだした。わたしは自分の頭をゆうまくんの胸に預けた。
どこかから赤いバラが飛んできて、ゆうまくんは一輪をキャッチして、
「姫様のために〜」
と私に渡した。
私たちは何分も何分も踊り続けた。
次第に疲れてきて少し休もうと景色を眺めに行った。やはりきれいだね、フィヨルドは。教科書の写真でみても何も思っていなかったけど、こうして身近に経験するともう忘れない特別な思い出だ。
それにしても…
「結構明るいね。」
「そうだね。ノルウェーには夜というものは存在しないなのかな?」
すると、私の持っていた一輪のバラがキラキラと光りだして…スタンプへと変わった!!
急いで椅子の上にスタンプ帳を置き、ページを巡った。
ぺたっ
キラキラキラキラキラキラ
スタンプ帳のページには雲が描かれてる赤色のスタンプ。そして、文字がゆっくりと浮かんできた。
『白夜』
ナレーション!
「とても北にある国は北極圏といい、とても南にある国は南極圏という。北極圏では6月前後の間、太陽が1日中沈まない現象が起こる。これは白夜という。太陽は1日中沈まないけど、そのせいで熱くなることは基本的にない。
逆に、南極圏の12月前後、太陽が1日中昇らない現象がおこる。これは極夜という。」
白夜!これは白夜というんだ!
「白夜はすごいね。」
「そうだね。」
「北海道も北の国だから、北海道にも白夜はあるのかな?」
「そうかもね。聞いたことないけどな。」
スタンプラリーを終わらせて学校へ戻ったら先生に聞こう。わたしはそうすると決意した。
冷たい風が私の頬を撫でた。
その夜遅くまで船でダンスや美味しい食べ物を楽しんでいた。本当は終わってほしくなかったけど、それでも楽しい時間がずっと続くはずがない。
船が港へ帰りわたしたちは家に帰ると愛莉さんはもうぐっすり眠っていた。もう0時だ!急いで着替えて、お風呂に入り、ベッドへと飛び込んだ。
しかし、なかなか眠れない。ゆうまくんは隣でぐっすり眠っているなのに。
なんか…嫌な予感がする。明日とんでもない事が起こる、そんな予感だ。
まあ、気のせいだろうね。