脳内猫化しているわたし、地理勉強中あなたと旅して恋に落ちた
金毘羅船々
みんなでぐるぐる回ってあっちこっち探していたら…

「あ!船見つけたぞ!」

葉介さんは大きな川と船を見つけた。

さっそくみんなであの船の渡り板を渡って上へと乗ったら…

「変な台がある!」

芽依ちゃんはここへ走ってきて、強引的にわたしの手をあの台へと引っ張ってきた。正直、ほんの少し痛かった。しかし、おねえさん扱いされているみたいでなんだか嬉しかった。

「あ、これはきっとスタンプ台だ!」

スタンプ台の上にはスタンプとスタンプ帳が置いてあった。スタンプ帳のカバーにはヨーロッパ州の地図が描かれてる。

「さっそく、記念すべき第一回のスタンプを押しましょう!芽依ちゃんが見つけたから芽依ちゃんが押していいよ!」

ぺたっ

キラキラキラキラキラキラ

スタンプ帳の最初のページには川が描かれてる赤色のスタンプ。そして、だんだん文字も浮かんでくるぅぅ!!

『国際河川』

あ!またあのナレーション!

「ヨーロッパ州の国際河川は、複数の国を流れ、みんなで自由に使えると約束した川のことだ。ライン川とドナウ川がいちばん有名。国際河川の近くにユーロポートという運搬施設ができており、国際河川は工業のための荷物を運ぶことによく使われる。

ゲームの都合で、みんなはライン川に乗ると普段繋がっていない地域でも時空の魔法で船でそこまで旅できる。」

ナレーションが終わると今度は船の空の上に青く光る選択ボタンがいくつか現れた。

フランス

ノルウェー

イギリス

イタリア

どっちに行こうかな〜

「ゆうまくんのイギリスに行きましょうか?」

葉介さんに賛成!

ポチッ

ボタンを押した瞬間選択肢がすべて空へと溶けた。そして、船が動き出した。

「この川緩やかだね…俺全く船酔いしない。」

「良かったね、ゆうまくん!」

「金毘羅船々〜追手に追いかけてーしゅらしゅしゅっしゅしゅ〜

まわれば四国は3周、中の森〜

父さん金毘羅大歓迎〜

一度回れば!

上手なお山にお札を書かなきゃ〜しゅらしゅしゅっしゅしゅ〜

坂本くんもいつか静まり

へさきにはためく大量の鳩〜

一度回れば!

金毘羅船々〜追手に追いかけてーしゅらしゅしゅっしゅしゅ〜

まわれば四国は3周、中の森〜

父さん金毘羅大歓迎〜

一度回れば!」

わたしは楽しく踊りだしました。船の上で飛び跳ねると木材から作られた床が面白い音をする!わたしはうっとり!

カタンカタンカタン

「1人だけ変な踊りしてるんですけど…」とゆうまくんがつぶやいた。

「おぉ、金毘羅船々ですね。でも…あれ?あれれ?歌詞はちょっと違うかな?」

葉介さんは困った顔をした。わかってないなぁ!!

「そう!空耳だから!だって、どうせイギリスまで行くのに何時間も何日もかかるっしょ?じゃ、踊りながら待つ方がいい!本で読んでから動画で聞いたんだよ!すごいっしよ!」

「お前は本を読むんだ…」

ゆうまくん!なんて失礼なやつ!!

言い返そうとしたその瞬間、海岸沿いで牧場らしきものを見えてきた。芽依ちゃんも気づいたみたい。

「あれ、イギリスなの?」
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