敏腕記者の怪我は溺愛の始まり~そんな昇格結構です
「うん、よろしく伝えてほしい。近いうちに必ず連絡するとね」
「はい。お伝えします。今日はお忙しいのにありがとうございました」
「高原の連絡先教えてくれる?」
「はい」
副社長にチーフ直通の連絡先を教えた。その方がいいと判断した。
専務室を出ると、そこには真司が待っていた。
「佐山さん、お疲れさまでした」
「こちらこそありがとうございました」
他の秘書がすれ違う時に雪をなめるように見ている。
このフロアでは見慣れない人間だからかもしれない。
エレベーターの音がして、ドアが開いた。彼が扉を開けたままにして中へ入れた。
「インタビュー原稿がまとまり次第連絡させていただきます」
真司は一歩前に出て、小さな声で言った。
「近いうち再会を祝して食事でもしないか?……あとで携帯へ連絡する」
雪は頷いた。
「お気をつけて」
一歩下がった彼は、はにかんだ笑顔と完璧な会釈をして見せた。
仕事上の彼を見たのは初めてだが、板についている。
昔から何事につけスマートな人だったが、秘書という仕事は彼に合っているのかもしれないとその時気づいた。
「はい。お伝えします。今日はお忙しいのにありがとうございました」
「高原の連絡先教えてくれる?」
「はい」
副社長にチーフ直通の連絡先を教えた。その方がいいと判断した。
専務室を出ると、そこには真司が待っていた。
「佐山さん、お疲れさまでした」
「こちらこそありがとうございました」
他の秘書がすれ違う時に雪をなめるように見ている。
このフロアでは見慣れない人間だからかもしれない。
エレベーターの音がして、ドアが開いた。彼が扉を開けたままにして中へ入れた。
「インタビュー原稿がまとまり次第連絡させていただきます」
真司は一歩前に出て、小さな声で言った。
「近いうち再会を祝して食事でもしないか?……あとで携帯へ連絡する」
雪は頷いた。
「お気をつけて」
一歩下がった彼は、はにかんだ笑顔と完璧な会釈をして見せた。
仕事上の彼を見たのは初めてだが、板についている。
昔から何事につけスマートな人だったが、秘書という仕事は彼に合っているのかもしれないとその時気づいた。