敏腕記者の怪我は溺愛の始まり~そんな昇格結構です

「それは大丈夫。薬も飲んでいるし、気をつけるからね」

「それと昇格もいいけど、自分の人生も考えてね」

 言いたいことはわかっている。彼氏がずっといない状態だ。

 脈はないが、好きな人の側にいるから満足だった。

 それも終わりになる。

「そうだね。全部考えながら頑張るよ」

「頑張らなくていい。自然体でいいのよ」

「ありがとう、お母さん」

「口出しはしないけど、心配してることだけは知っていてね」

「はい」

 部屋を出て、タクシーを拾った。

 乗って携帯を確認したら、着信だらけだった。

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