先輩の卒業♡
教室のごみをごみ捨て場まで持っていくと、

「山下君のこと好きだから。
付き合って」

そう告白してるのが聞こえた。

めっちゃ美人のバスケ部マネージャー、町田先輩だった。


私は物陰に隠れた。

「ごめん、好きな子いるから……」

そう、山下先輩は言った。

「わかった」

町田先輩は泣きそうになりながら、走り去っていった。



私は思わず、持っていたごみ袋を落としてしまった。

その瞬間、山下先輩が近寄ってきた。


町田先輩が振られるって…相当美人でも無理って…
山下先輩からしたら、私なんかその辺の石ころくらいにしか見えないんだろうな。

レベルが違いすぎて比較するまでもない。

そういえば、山下先輩やっぱり好きな人いたんだ。
いいな。
こんなカッコいい人に好きになってもらえて。
平凡で目立たない私には別世界の人だ。
見ちゃいけない現場に遭遇してしまい、呆然としてた。
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