難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「え、凜。これ何・・・・・・?」

羽野が聞くと凜は少し面白そうに口角を上げた。

「消臭スプレー」

「はぁ!?これ洗濯した洗剤匂いするやつなんだけど!?何してくれてんの!?」

声を荒げた羽野に私と七条は耳を塞いだ。

「凜分かっててやっただろ!なあ!使った洗剤高いんだけど!」

羽野は凜を睨んだ。

「っ・・・・・・ふっ・・・・・・ぅっ・・・・・・!」

私は二人の会話を聞いていて、耐えきれずに笑ってしまった。

「ふふっ・・・・・・ふっ・・・・・・っ・・・・・・!」

「あー!維ちゃん笑わないでよー!」

腕を組んで可愛い顔の頬を膨らまして不機嫌さを表す羽野。

「ふっ・・・・・・ごめっ・・・・・・なんかっ・・・・・・面白くって・・・・・・!」

「うーん。ま、良いよ!」

そう言って羽野は私を撫でた。

シュー

その瞬間、また凜が羽野にスプレーをかけた。

「もう匂い消えてるから無効!」

羽野が可愛い笑顔を凜に向けてピースサインをした。

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