難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「維ちゃんのためだから!」

そう言いながら羽野は歩いて行った。

その様子を見て私は無意識に少し笑っていた。

白鐘悠斗は弱いんだって改めて思った。

「羽野」

「ひぇっ・・・・・・!」

「凜・・・・・・?」

羽野が曲がり角に差し掛かった所で凜と鉢合わせた。

「取り敢えずまぁ・・・・・・最初の女共からか」

そう低く言いながら凜は羽野に視線を送った。

「なぁ?羽野」

・・・・・・圧のかけ方が大変お上手で・・・・・・。

そのまま二人が歩き出したから渡しも二人の後ろを歩き始めた。

「お前・・・・・・ホワイトハッカーじゃないから教師に捕まるぞ・・・・・・」

凜は呆れながら羽野を見た。

「えぇ?なぁんのことだろ〜?」

目、泳ぎすぎ・・・・・・。

「お前の大好きな防犯カメラ。次壊すぞ」

防犯カメラを壊す・・・・・・?

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