Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~


「芥生先輩は、ちょっと人見知りなんだ」

「いや、ちょっとではないだろ」

「その人、そんな感じで、本当に舞台に立てるわけ?」


二人に突っ込まれて、優希の背中に隠れている謙杜は、そっと顔だけを出して答える。


「や、やや、やっぱりぼく、ユニット加入の件は、遠慮しておくよ。ぼくみたいな陰キャオタクが入っても、迷惑かけちゃうだけだろうし……」


ボソボソと小さな声で話す謙杜に、優希は大きく首を横に振って見せた。

そして、太陽のようなまぶしい笑みを浮かべる。


「そんな、迷惑なんてこと絶対にないですよ! それに僕は、芥生先輩と一緒に舞台に立ってみたいです! 雄星くん、浅羽くん、いいよね?」


雄星と塁生は顔を見合わせてから「まぁ……」と頷き返す。

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