Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~
「とりあえず……どうしよっか?」
本来なら、舞台の使用時間が終わった後は、帰りにファーストフード店にでも寄って、親睦会も兼ねた作戦会議をしようという話になっていた。
しかし雄星は帰ってしまった。
このまま四人で行ってもいいのかもしれないが……琥太郎は他の三人に問いかけた。
「今日はもう、解散でいいんじゃないでしょうか。各自でしっかり台本を読み込んできて、また明日の放課後に読み合わせの続きをしましょうよ。親睦会は、雄星くんもいる時に改めて」
「うん、だね。そうしよ」
優希の意見に、琥太郎もほっとした顔で頷いた。
今日はこのまま解散することになり、各自荷物を持って稽古場を後にする。
琥太郎と謙杜は、それぞれ校舎の方に寄ってから帰るというので、優希と塁生は二人で校門に向かって歩いていく。
しばらく無言の時間が続いたが、先に沈黙を破ったのは、ムスッとした顔をしている塁生だった。