Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~
「まぁ、周りに迷惑をかけないようにね」
黙り込んでしまった雄星に対して、晃志は依然として爽やかな笑みを湛えている。
もう用はないと言わんばかりにこの場を立ち去ろうとした晃志だったが、自分を呼び止める声に足を止めた。
「あの、少しいいですか?」
晃志を呼び止めたのは、黙って成り行きを見ていた優希だった。
「うん? 君は……」
「雄星くんと同じクラスの、朝比奈優希です」
「朝比奈くんか。何かな?」
「さっきお兄さんが雄星くんに言っていたことが、二つ間違っていたんです。なので、訂正させてもらいたくて」
穏やかな笑みを浮かべて話していた優希は、真面目な顔つきになった。