敵に恋してしまった

第5話 彼は大人気

「淳くんって、こんなにかっこよかったんだね!」
「あ、ありがとう」
……褒めてるの?
「こんなにかっこよかったなら、入学式から話しかければよかった!」
「そう?」
……ディスってるよね?
「あの人、かっこいい!」
「同じクラスの、楠木淳くんらしいよ!」
「へ〜!意外!」
私は小声で、彼に聞く。
「大丈夫?」
「うん。ディスられてる気がするけどね」
やっぱりか。

教室に着くと、彼の周りには女の子が集まってる。
「今日、一緒に帰ろうよ〜」
「私と帰ろうよ〜」
「うちは〜?」
……お疲れ様です。
「ごめんね」
「もしかして、彼女と帰るの〜?」
「彼女ちゃん、うらやましい〜!」
「誰〜?」
彼は、私を見て笑ってる。
「「「意外〜!」」」
彼女認定?
違うか。
「こんな地味な子のどこがいいの?」
「この子、笑わないししゃべらないし、不気味なんだよね〜」
私、クラスで気味悪がられてる?
「かわいいから」
「「「はっ!?」」」
嘘はやめよう!嘘は!
「この子がかわいい?」
「信じられない!」
女の子たちは、私を睨んでる。
多分私は、大人気な彼の彼女になったらしい。
(周りが勘違いしてる)
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