ノモカンゼ! イケメン揃いの超エリート集団は極悪犯罪者!?
タイトル:ノモカンゼ! イケメン揃いの超エリート集団は極悪犯罪者!?

【あらすじ:起】
 地味で平凡、神戸訛りの関西弁しか特徴のない女子中学生・緋膳寺あかり(ひぜんじ・あかり)は、ある日突然、学園の超エリート集団『ノモカンゼ』の「姫」役に選ばれた。
 ハッカー、変装の達人、天才格闘家、そしてリーダー格のプロファイラー・坂城圭(さかき・けい)。見惚れるほどのイケメン四人に跪かれ、執事のように傅かれる夢のような日々。ノモカンゼは毎年女子中学生を一人「姫」に選び、一年間徹底して奉仕するという不思議な習わしがあった。
 だが彼らの正体は学園の地下監獄に収監された「更生プログラム」中の凶悪少年犯罪者たちだった! ノモカンゼは前科者(ゼンカモノ)の逆読みで、あかりは、地味で平凡でなんの取り柄もない少女を完璧にエスコートできるかで社会への復帰と更生を計る」目的で選ばれたのだ。
 あかりは凶悪犯罪者の刑期短縮のための「奉仕活動」に付き合うことになる。あかりは思わず、
「ウチが地味やから選ばれたて……なんやねんそれ!!」
 と叫ぶのだった。

【あらすじ:承】
 あかりを「完璧に騙し、慈しむ」ことで更生を証明しようとする四人。特に坂城はあかりの心理を先読みし、理想の騎士として完璧に振る舞う。
 しかし、あかりの裏表のない関西弁の突っ込みと、彼らを犯罪者ではなく「一人の人間」として見る純粋さに、坂城たちの凍りついた心が少しづつ揺らぎ始める。
「……詐欺師の僕が、君にだけは嘘をつけないなんて」
 坂城はあかりに、本物の独占欲を抱き始めつつあった。

【あらすじ:転】
 プログラムの主導者である衆議院議員、黒沼文雄(くろぬま・ふみたけ)の真の目的が判明する。それは、あかりを「究極の洗脳対象」として利用し、四人を国家転覆を狙う冷酷なスパイへと完成させるための最終試験だったのだ。
 黒沼は外国と癒着して日本の弱体化を内部から勧めており、坂城の実父である。黒沼は息子の坂城に「愛など潜伏のための道具に過ぎない」と説く。あかりに危機が迫る中、四人は「刑期短縮」という偽りの鎖を自ら断ち切る。
「俺たちは前科者だが、姫を泣かせるほど落ちぶれちゃいない!」
 四人はそれぞれの犯罪スキルを「あかりを守るための武器」に転じ、巨大な国家の陰謀に反旗を翻す。

【あらすじ:結】
 激闘の末、学園の地下施設は崩壊し、黒沼の悪事は白日の下にさらされる。
 自由の身となった坂城たち四人だが、彼らの居場所はあかりの隣にしかなかった。
「姫、今日の献立はどうしますか?」
「もう、その『姫』いうのやめーや!」
 前科者たちの更生は、一人の少女への「一生モノの愛」として、ここから本番を迎える。

【キャラクター設定】

緋膳寺あかり(14)
 主人公。取り立てて目立つ所のない地味な少女。神戸で育ったため関西弁を話す。基本的に周囲のノモカンゼに突っ込む。

坂城 圭(17)
 天才プロファイラー。罪状は女性専門の詐欺。
 常に執事然とした態度であかりのそばに付き添い、彼女の心を読んでいるかのように先回りしてスイーツを出すなど世話をする。
 母に捨てられたトラウマから女性不信になり、女性は搾取の対象としか見ていなかったがあかりに尽くす偽りの忠義が本物になっていく。

鳥飼匠美(15)
 ノモカンゼ唯一の中学生。罪状はハッキング及び国家機密の窃盗。
 カナダ人とのハーフで金髪碧眼、物静かな眼鏡男子。小学生時代から天才的数学頭脳を持ったいわゆるギフテッド。しかし軽度の自閉症のため人付き合いが苦手で、機械しか信用できなかったのがあかりには心を拓いていく。
 基本的にコミュ障だがあかりのことは「お姉ちゃん」と呼んで慕うようになる。

鴨川 歩(17)
 変装の達人。罪状は窃盗と錠前などの器物破損。
 小柄な少女のように可憐な外見で「あかりより美少女」と言われる程女性的な容姿。
 幼少期から女児が欲しかった母親に女として育てられ、自身もそうだと信じこんでいたが現実に気づいたショックから万引きをくりかえし、様々な窃盗を行うようになった。手先が器用で手品も得意。
 あかりと一緒にメイクや買い物をしたり、女友達のように付き合うことが多い。あだ名は「あゆみ」

樹 鋼児(16)
 格闘技の天才。罪状は暴行障害と強盗。
 長い黒髪を無造作に束ね、褐色の肌が特徴。動きやすさを重視してノースリーブや半ズボンを愛用する。見た目は華奢だが一子相伝の暗殺拳(インド武術と日本の古武術のミックス)の継承者で、まるで重力がないかのように身軽に動く。筋力はないものの一瞬に力を籠めることで爆発的な力を発揮する瞬勁(しゅんけい)の使い手。
 ノモカンゼの中で一番の天然で、笑いのツボが他者とは致命的にズレている。あかりにツッこまれても理解してないことが多い。

黒沼文雄(68)元閣僚
 法務大臣や公安調査庁委員長を歴任した政治家。
 外国と通じて日本の資源を売り、人身売買や臓器売買、マネーロンダリングなどあらゆる悪事に手を染めている。
 少年犯罪の更生を名目に、学園の地下に幽閉所を作り、特に優秀な少年犯罪者を工作員に育成しようとしている。
 能力はないが他人の顔色を伺うことと機を見る能力だけには長けている。
 坂城の実父だが、認知していないため苗字が違う。

【本作の売り】

・洗脳のための偽りの愛がが本物に
 序盤はあかりの夢のような待遇と、地味ゆえに選ばれた落胆、そして犯罪者の中に放りこまれるというギャップでコメディ要素を強調し、徐々に絆が深まる過程をあかりや坂城の視点で描けるように構成しました。

・最強スキルの持ち主
 ハッキング、変装、暗殺拳といった少年漫画的なアクション要素を少女漫画的な「守護」のシチュエーションに特化させ、ビジュアルの華やかさを徹底します。

・コメディとシリアス
 あかりの関西弁のノリの良さでテンポを作りつつ、終盤は「国家転覆」というハードな設定と危機感で、それまでのコメディとの落差を狙う構成にしています。

・基本は会話劇
 一般常識を持つあかりがノモカンゼ四人の倫理観がぶっ飛んだ犯罪者的な思考に関西弁で突っ込みを入れるという会話劇のパターンが基本の流れになるようにしてあります。
 少し展開や会話のテンポに困った場合は坂城以外の四人、特に鋼児の天然で意図的に場を凍らせてから強引に本筋に戻す(「バカやってないで真面目に考えよう」という)流れが有効になると思われます。
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