メイドの粗相にお仕置きを 執事の右手は休まらない
出会い
庶民の少女達にとって、メイドは憧れの仕事である。上流階級の華やかな世界の中で可愛らしいメイド服で働く。まるで少女小説の主人公みたい…そんな淡い想いを抱いて、ある少女がメイドの面接に臨んでいた。
広大な貴族の屋敷に圧倒されながら、平凡な16才の少女、紗希は、面接官の部屋へ通された。
案内のメイドに勧められたソファに浅く腰掛けると、程なく奥から背の高い男性が現れた。
「はじめまして。私は九条家の執事の神崎です。」
長身痩躯の生真面目そうな燕尾服姿の男性が、執務室の応接テーブルの向かいで穏やかにに微笑む。
「あ、雨宮紗希です。よろしくお願いします。」
神崎は紗希の持参した書類にひと通り目を通し、納得したように頷く。
「紹介状も確かなようですし、問題は無いでしょう。では雨宮紗希さん。」
「は、はい。」
「当家のメイドを志望する動機を教えてください。」
「あの、私、メイドの仕事に憧れているんです。掃除も洗濯も料理も、家の仕事は何でも好きです。それに…」
紗希は少し口ごもる。
「…メイド服も可愛いし…すみません」
「構いません。そういう子は大勢います。」
変な事を言ってしまったと顔を赤らめる紗希に、神崎は何事も無いように話を続ける。
「家事全般が好きな事は、メイドにとって大きな適正になります。では、最後に大切な確認があります。」
神崎は生真面目そうな顔をさらに真剣な表情で、紗希に問いかける。
「貴族の屋敷のメイドは、粗相をするとお尻叩きのお仕置きがあります。あなたはこれを受け入れる事ができますか?」
広大な貴族の屋敷に圧倒されながら、平凡な16才の少女、紗希は、面接官の部屋へ通された。
案内のメイドに勧められたソファに浅く腰掛けると、程なく奥から背の高い男性が現れた。
「はじめまして。私は九条家の執事の神崎です。」
長身痩躯の生真面目そうな燕尾服姿の男性が、執務室の応接テーブルの向かいで穏やかにに微笑む。
「あ、雨宮紗希です。よろしくお願いします。」
神崎は紗希の持参した書類にひと通り目を通し、納得したように頷く。
「紹介状も確かなようですし、問題は無いでしょう。では雨宮紗希さん。」
「は、はい。」
「当家のメイドを志望する動機を教えてください。」
「あの、私、メイドの仕事に憧れているんです。掃除も洗濯も料理も、家の仕事は何でも好きです。それに…」
紗希は少し口ごもる。
「…メイド服も可愛いし…すみません」
「構いません。そういう子は大勢います。」
変な事を言ってしまったと顔を赤らめる紗希に、神崎は何事も無いように話を続ける。
「家事全般が好きな事は、メイドにとって大きな適正になります。では、最後に大切な確認があります。」
神崎は生真面目そうな顔をさらに真剣な表情で、紗希に問いかける。
「貴族の屋敷のメイドは、粗相をするとお尻叩きのお仕置きがあります。あなたはこれを受け入れる事ができますか?」
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