シルクロードはキケンな香り？

出会い

突然、現れた

まるで隕石かのように、それは突然やってきた。




｢すごーい絹南!またトップだょ☆｣


中間テストの成績が貼り出されていた。


あたし松川絹南。
さらさらストレートの髪が自慢の高校一年生。


自分で言っちゃうけど成績優秀で容姿端麗(笑)




今回のテストも学年トップだった。



｢松川はさすがだな!教師の俺から見ても尊敬するなー｣

いつの間にかあたしの後ろに立っていた、増田和広先生があたしに声をかけた。



｢ありがとうございます｣

成績優秀だから、先生にも気に入られている。


｢いぃなぁ絹南は!先生にも気に入られてさ!｣

隣にいた親友りりこがイタズラな笑みを浮かべてこっちを見ていた。


増田先生は若いし独身ということもあり生徒には人気があった。

ミーハーなりりこもファンの一人だった。