13日の日直当番
「いや、大丈夫。日直ノートは僕が書くよ。汐里ちゃんは、急に日直当番になったからとまどっているだろうし」
その心使いが嬉しかった。
実際に私は今日突然日直当番になってしまったことに焦りを感じていたからだ。
こんな状態で日直ノートを書くのは危ない。
「ありがとう。それじゃ私は黒板消しをするね」
授業後の黒板消しの作業はホコリが舞うし、上の方は背伸びをしてもなかなか届かないし、本当はあまり好きじゃない。
だけど13日に日直ノートを書くよりもずっと気が楽だった。
翔太くんの気配りに感謝しながら席へ戻ったタイミングで、先生が戻ってきたのだった。

☆☆☆

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