13日の日直当番
日直ノートには毎時間、授業内容を簡単に記入しなきゃいけない欄もある。
それを書いていると結構時間がかかってしまうのだ。
「もう書けたから大丈夫。それに、次の授業内容だってもう事前に先生から聞いているから、先に書いちゃったよ」
そう言いながらもうひとつ黒板消しを持って高い場所をスイスイ消してくれる。
とても近い距離感に思わず頬が熱くなってきて、うつむいてしまった。
「しょ、翔太くんって要領がいいんだね。私、いつも授業が終わってから書いてたよ」
「僕がズボラなだけだよ」
翔太くんが明るい声で笑う。
その声を聞いていたら、13日の日直当番という憂鬱な仕事もなんだか少しだけ楽しくなってくる。
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