13日の日直当番
だから翔太くんはさっきから気まずそうな表情でこちらを見ていたんだ。
どうして今まで気が付かなかったんだろう。
気が付いた瞬間にさっきまで熱かった体が急速に冷えていくのを感じる。
「汐里ちゃん大丈夫? 顔色が悪いけど……」
「だ、大丈夫だよ」
今から家に帰っても鍵がなくて入ることもできない。
それに翔太くん1人に今日の日直当番を任せるわけにはいかなかった。
ゴクリと唾を飲み込んで気合を入れて、校舎へ向けて歩き出す。
せっかく憧れの翔太くんと二人きりなのに会話がなく、重たい沈黙がのしかかってくる。
5年3組にはこんな言い伝えがあった。
毎月13日の日直当番には守らないといけないルールがある。
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