雛祭りの運命
あ、そうだ。
あのバーチャルゲーム。
「これやらない?」
「あー、Vaporね。いいよ。今日ちょうど持ってきたから!」
「りょーかーい。私の世界はいらない?姫野タウン再現っていう。」
姫野タウンをベースに作った世界だから私が一から考えた世界じゃないんだけどね…。
「え、その世界知ってる!春が作ったの…⁉すげぇ。入る。」
「ちなみにさっきそこ行こうとしてたから。」
「ん?」
お兄ちゃんはよくわかっていないみたい。
姫野タウンは実在したんだよ…。
お兄ちゃんはもう入る準備をしている。
さ、私も準備しようかな。
4 / 13
「やっぱり綺麗だよなー。これ本当に春が一人で作ったのか?」
「うん。暇だったからね…。」
祭りの日まで暇だったから徹夜してでも作ったんだよ…。
私すごいでしょ。
ははは。
「ん?誰かライブしてね?」
ライブ…?
「ちょっと私見に行ってくる。」
「ちょ、俺も行く!」
一体だれがライブをしているんだろう。
私が作った世界で…。
平阿、お兄ちゃんはここにいるし…。
「みんなーっ!今日は来てくれてありがとうっ。ヒメキリだよ~‼」
ヒメキリ…。
もしかして、きり⁉
あの、雛姫きり⁉
でも一緒にゲームしたときと同じ格好だし…。
本物かなぁ。