思い出のなかに
決断




「・・・・・・え・・・・・・?」





―・・・モウ・・・・アワナイデ・・・・?・・・・―






【・・・・・秋斗くん・・・・もう、永くないから・・・・せめて、友達でも作って、楽しませてあげよう、って・・・・それで、紗絵ちゃんが、病室に行くこと、許した。】





・・・・・そう、なんだ・・・・?





【・・・・でも・・・・・もう、秋斗くんには、喋るほどの気力も少ない。】




・・・・嘘・・・・


今日・・・・いっぱい・・・・喋って・・・・・・


・・・まさか・・・・


私に・・・気・・・・使って・・・・?



【・・・・・紗絵ちゃんの為でもあるわ。・・・仲良くしてた子が、突然逝っちゃうなんて・・・・若いあなたには、辛く、哀しすぎる・・・。・・・離れておいた方がいい。】






・・・・そんな・・・・・




【・・・・決めるのは、紗絵ちゃんだから。】






・・・・そんな・・・・・・。






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