無自覚系お姫様は溺れるほどに愛され中
「大丈夫、先回りしてそこで璃央を保護するから!」
ボレロのその言葉を信じて大人しく連れ去られることにしたけど、羽奈のことが心配で仕方なかった。
一時も離れるわけにはいかない。なんでって、彼女はとんでもなくマイナス思考だし、何より婚約者ってのがこの学園にいるんだから。
碧葉っていうえぐいイケメンの金持ち。
地球上の全男子の敵みたいに爽やかなやつが俺の最大の敵だなんてアリア性格悪すぎ。
古くさいしきたりも下らないし、上流階級の世界は庶民の俺にはわからないことだらけだった。