気がついたら天才心臓外科医と婚約していました
互いの隠し事を打ち明け合ったその夜から、パジャマのままでお互いを抱きしめて眠るようになった。
そして広大さんはむにゃむにゃとねごとをつぶやくようになった。
最初はよく聞き取れなかったけれど、ある日広大さんはねぼけながら私を後ろから抱きしめ、はっきりとこう言った。
「都・・・君を宇宙で一番、愛している。」
私はそれを聞いて、今まで悩んでいたことがどうでもよくなった。
たとえ身体の関係なんかなくても、広大さんの夢の中まで、私は登場するのだ。
私はなにを焦っていたのだろう。