気がついたら天才心臓外科医と婚約していました

息を切らした広大さんが私の髪を撫でた。

「痛くなかったか?」

「はい。夢をみているようでした。」

「じゃあ、これから一生、夢じゃないとわからせてやるから。」

その日は一晩中、広大さんの裸の胸の中で抱かれていた。

広大さんの中のなにかが、解放されたようだ。

ぬいぐるみのようだった広大さんが、初夜を終えて野獣になった。

私は、それから毎夜、野獣に襲われている。

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