極上パイロットの一途な執愛
突然の誘いに戸惑っていると、奥村さんはぐいぐい話を続ける。
「これ、関西でしか手に入らない、いいお酒なんですよ。今日は寒いし、ふたりで鍋でもしながら――」
笑顔で話していた奥村さんが、なぜか言葉を詰まらせた。私の頭上に視線を向け、表情を引きつらせる。
どうしたんだろう……。
不思議に思っていると、後ろから長い腕が伸びてきて私の肩を抱いた。驚いて振り返ると、蒼真さんが私を抱き寄せながら奥村さんを見下ろしていた。
「――へぇ。地元から送られてきた酒ね」
突然現れた蒼真さんに、奥村さんが戸惑いの声を上げる。
「な、なんだよ。あんた……」
「俺は愛里の夫だけど?」
「お、夫……!?」
「それよりも、酒が入ってるのは、都内にあるアンテナショップの袋だよな。地元から送られて来たんじゃなかったのか?」
蒼真さんに指摘され、奥村さんは言葉を詰まらせる。
「え、あの。それは……っ」
そんな彼に蒼真さんが「それから左手」と短く言った。
「え、左手?」
「薬指に、うっすらと日焼けの跡がある。普段はそこに指輪をしてるだろ」
「これ、関西でしか手に入らない、いいお酒なんですよ。今日は寒いし、ふたりで鍋でもしながら――」
笑顔で話していた奥村さんが、なぜか言葉を詰まらせた。私の頭上に視線を向け、表情を引きつらせる。
どうしたんだろう……。
不思議に思っていると、後ろから長い腕が伸びてきて私の肩を抱いた。驚いて振り返ると、蒼真さんが私を抱き寄せながら奥村さんを見下ろしていた。
「――へぇ。地元から送られてきた酒ね」
突然現れた蒼真さんに、奥村さんが戸惑いの声を上げる。
「な、なんだよ。あんた……」
「俺は愛里の夫だけど?」
「お、夫……!?」
「それよりも、酒が入ってるのは、都内にあるアンテナショップの袋だよな。地元から送られて来たんじゃなかったのか?」
蒼真さんに指摘され、奥村さんは言葉を詰まらせる。
「え、あの。それは……っ」
そんな彼に蒼真さんが「それから左手」と短く言った。
「え、左手?」
「薬指に、うっすらと日焼けの跡がある。普段はそこに指輪をしてるだろ」